きょうだいを同じ保育園に通わせたかったのに、選考の結果、別々の園に。
「毎朝2か所に送ってから仕事なんて間に合う?」
「下の子を上の子の園へ転園させられる?」
「せっかく内定したけれど、辞退した方がいいのかな?」
こんなふうに悩みますよね。
きょうだいが別々の保育園になっても、すぐにどちらかを辞退する必要はありません。
まずは2園送迎が現実的にできるかを確認し、そのうえで自治体の転園制度や兄弟加点を調べるのがおすすめです。
ただし、転園の扱いや兄弟への加点、申込みできる時期は自治体によって違います。「兄弟だから次は必ず同じ園に入れる」とは限らない点には注意しましょう。

この記事では、きょうだいが別々の保育園になったときに確認したいことから、2園送迎を続ける場合の工夫、同じ園に通わせたい場合の転園方法までまとめます。
ぽんママ2園送迎って、移動時間だけ見ていると意外と大丈夫そうに感じるんですよね。でも、実際の朝の準備時間まで含めて考えるのがポイントです。
保育園が兄弟で別々になっても珍しいことではない
きょうだいで同じ保育園を希望していても、年齢ごとの空き状況が違えば別々の園になることがあります。
たとえば上の子の3歳児クラスには空きがあっても、下の子の1歳児クラスは満員ということもありますよね。
兄弟在園による加点がある自治体でも、希望園の受入可能人数やほかの申込者の点数によって結果は変わります。
- 兄弟加点がある=必ず同じ園になる
- 上の子が在園している=下の子も入れる
- 兄弟同時申込み=必ず2人一緒に内定する
とは限りません。
また自治体によっては、兄弟同時申込みの際に「同じ園を優先」「同じ月なら別園でもよい」「1人だけの内定でもよい」など、希望条件を選択する仕組みがあります。
まずは別々の園に通う場合の生活を具体的にイメージしてみましょう。
兄弟が別々の保育園になったら最初に確認したい5つ
内定通知を見てすぐ辞退を決めるのではなく、次の5つを確認してみてください。
| 確認すること | チェックポイント |
|---|---|
| 2園の位置 | 自宅・駅・職場からどの方向にあるか |
| 送迎時間 | 朝夕それぞれ何分増えるか |
| 開園時間 | 登園可能時間・延長保育時間 |
| 転園制度 | いつから申込みできるか |
| 兄弟の扱い | 在園兄弟による加点・優先があるか |
特に大切なのが、地図上の距離だけではなく「実際の朝の動線」で考えることです。
自宅→1人目の園→2人目の園→駅まで、一度実際に移動してみると現実的かどうか判断しやすくなります。
子どもを自転車などに乗せたり、玄関で靴を脱がせたり、荷物を渡したりする時間もあるため、Googleマップなどの移動時間だけで考えず、少し余裕をもった時間で考えるようにしましょう。
ぽんママ地図では近くても、2人分の荷物や乗せ降ろしまで入れると想像以上に時間がかかることも。復職前に一度、実際の時間帯で動いてみると安心です。
保育園の先生
登園時の準備方法は園によって違います。保護者が教室まで荷物を運ぶ園もあるので、見学や説明会のときに朝の流れも確認しておくと予定を立てやすいですよ。

兄弟別園の送迎ができるかは、送迎にかかる時間全体で計算する
2園送迎で大変なのは、単純に移動先が1か所増えることだけではありません。
- 荷物を置く
- 着替えを補充する
- 連絡事項を伝える
- 子どもを先生へ引き渡す
- 下の子をベビーカーや自転車へ乗せ直す
といった時間が発生します。
そのため「園同士が自転車で5分だから大丈夫」と思っていても、実際には朝の所要時間が15〜20分以上増えることもあります。
平日と雨の日の両方で考える
自転車の場合、晴れた日のことだけではなく、雨の日も想定して考えておく必要があります。
レインカバーを付ける、子どもに雨具を着せる、濡れた荷物の載せおろしなど、普段より時間がかかります。
車送迎の場合も、園の駐車場が混みやすい時間帯や「駐車場から園舎までの距離」を確認しておくと安心です。
復職日の時間でシミュレーションする
育休中は余裕を持って送迎できても、復職すると状況が変わります。
- 7:30 自宅を出る
- 7:40 1園目到着
- 7:55 1園目を出る
- 8:05 2園目到着
- 8:20 2園目を出る
- 8:40 駅到着
というように、実際の時刻で考えてみましょう。
「なんとなく行けそう」ではなく、始業時刻から逆算することがポイントです。
兄弟別園になったらどちらを先に送る?
基本的には、家庭ごとに次の条件から決めるとスムーズです。
先に預けやすい子から送る
上の子は自分で歩いて準備できる一方、下の子は朝の受け渡しに時間がかかる家庭なら、上の子を先に送る方が動きやすいことがあります。
どちらを先にするかは年齢だけで決めず、子どもの準備にかかる時間と園の位置を合わせて考えるとよいでしょう。
もし、下の子の園が自宅に近く、上の子の園が駅に近いなら、自宅→下の子の園→上の子の園→駅の順が自然です。
開園時間が早い園を先にする
園によって「7時から登園可能」「7時30分から」など開園時間が違うことがあります。早く預けられる園から回ることで、時間に余裕をもてる場合があります。
夕方の迎え順もセットで考える
朝の登園だけでなく、お迎えも重要です。延長保育の開始時刻や料金体系が園ごとに違う場合、どちらを先に迎えに行くかで延長料金が変わることもあります。
- A園:18時30分から延長
- B園:19時から延長
なら、A園の子を先に迎えに行く方が負担を減らせる可能性があります。
朝と夕方で同じ順番にする必要はありません。
ぽんママ朝は下の子から、夕方は延長料金が早く始まる園から、というように順番を変えてもいいんですね。
先生
延長保育の時間や料金は園ごとに異なります。数分の違いで延長扱いになる場合もあるので、2園それぞれのルールを確認しておくと安心です。
兄弟で同じ保育園に通うために転園できる?
自治体の制度上、転園申込みができるケースがあります。
ただし、希望園に空きがあり、利用調整で選ばれる必要があるため、申し込めば必ず転園できるわけではありません。
また、きょうだいが別園になった家庭について特別な扱いを設けている自治体もあります。一方で、転園申込みができる時期や条件を限定している自治体もあります。
つまり、転園については全国共通で「○月から申し込める」と考えない方が安全です。
自治体へ確認するときの聞き方
兄弟が別々の保育園に在園しています。同じ園への転園を希望する場合、いつから申込みできますか?
ぽんママ転園申込みを出せる時期だけでなく、兄弟加点が付く条件も一緒に聞いておくとよさそうですね。
先生
転園の選考方法や兄弟の優先・加点は自治体差が大きい部分です。申込み前に自治体の利用調整基準も確認しておきましょう。
同じ園にそろえるなら「下の子を上の子の園へ」だけではない
きょうだいを同じ園にしたいと考えると、下の子を上の子の園へ転園させる方法を最初に思い浮かべるかもしれません。
しかし、選択肢はそれだけではありません。
- 下の子を上の子の園へ転園する
- 上の子を下の子の園へ転園する
- きょうだい2人とも別の園へ転園する
どの方法がよいかは、年齢と空き状況によって変わります。
上の子がもうすぐ卒園なら下の子を動かさない選択も
たとえば上の子が年長で、あと半年ほどで卒園する場合。下の子を無理に転園させても、同じ園に通える期間は短くなります。
現在の園に下の子が慣れているなら、そのまま通い続ける方が負担が少ないこともあります。
下の子が小規模保育なら卒園時期も確認
下の子が2歳児までの小規模保育施設に通っている場合は、その後の進級・連携施設の仕組みも確認しましょう。
「今すぐ転園するか」だけではなく、1〜2年先まで見て決めると選択しやすくなります。

転園申込み前に必ず確認したい注意点
転園制度には自治体差がありますが、特に確認したいのは次の4つです。
- 転園が決まったあと辞退できるか
- 現在の園へ戻れるか
- 兄弟在園による加点があるか
- いつの在園状況を基準に加点されるか
特に注意したいのが、転園内定後の辞退です。
自治体によっては、転園が決まると現在の園の枠をほかの家庭へ回すため、「やっぱり今の園に残りたい」といった変更ができないことがあります。
申込み前にここまで確認
転園が決定した場合、現在の園に残ることはできるかどうか
2園送迎を続けるなら負担を減らす仕組みを作る
すぐに転園できない場合は、しばらく2園送迎になることもあります。毎日の負担を減らすには、送迎そのものだけでなく準備を仕組み化しておくのがおすすめです。
園ごとに荷物を完全に分ける
2園分のタオルや着替えを毎朝仕分けると、入れ間違いが起きやすくなります。バッグを園ごとに固定して、A園バッグ・B園バッグと完全に分けておくと管理しやすくなります。
収納場所まで分けておくと、朝の確認時間を短縮できます。
行事予定は1つのカレンダーにまとめる
別園の場合は、「上の子は運動会、下の子は保護者会」など予定が重なる可能性があります。
園ごとのお便りを別々に管理するより、受け取った時点で家族共有のカレンダーへ入力しておくと見落としを防ぎやすくなります。
夫婦で「園単位」で分担する
「今日はA園担当」「今日はB園担当」と園単位で決める方法もあります。持ち物や先生への連絡事項を園ごとにまとめられるため、情報が混ざりにくくなります。
どうしても2園送迎が難しいときは?
仕事の始業時刻や園の場所によっては、工夫だけでは難しいケースもあります。
- パートナーと朝夕を分担する
- 祖父母に一部の送迎を頼む
- 自治体のファミリー・サポート・センター等を確認する
- 勤務時間や始業時刻について会社へ相談する
- 転園申込みを出す
などを組み合わせて考えてみましょう。
ただし、送迎支援サービスの対象年齢・利用時間・保育園への送迎可否は地域によって異なります。
復職直前ではなく、早めに登録条件まで確認しておくと安心です。
ぽんママ毎日のことだから、頑張ればできるかより、無理なく続けられるかで考えたいですね。
保育園の先生
家族だけで抱え込まず、使える送迎支援や勤務時間の調整も含めて考えると選択肢が広がりますよ。
きょうだいを同じ園にすることだけが正解ではない
2園送迎が大変だと、「何としてでも同じ園にしないと」と思ってしまいます。
一方で、子どもが現在の園に慣れていて、先生や友達との関係もできているなら、転園しない選択にもメリットがあります。
- 上の子が卒園間近
- 2園が比較的近い
- 現在の園を子どもが気に入っている
- 転園先の保育時間が家庭に合わない
といった場合は、送迎の手間だけで決めない方がよいこともあります。
反対に、2園が逆方向、毎日始業に間に合わない、延長保育が常態化する、行事や休園日の管理が難しい、数年間2園送迎が続くといった場合は、転園を検討する選択肢があります。
「家族が毎日送迎を続けられるか」で判断することが大切です。
兄弟別園になったときの判断をケース別に整理
| 状況 | 考えやすい選択 |
|---|---|
| 2園が近く送迎可能 | まず通園しながら転園待ち |
| 2園が逆方向 | 転園を早めに検討 |
| 上の子が卒園間近 | 現状維持も検討 |
| 下の子が小規模園 | 卒園後の進路も含めて判断 |
| どちらかの園が駅近 | 通勤動線を優先して検討 |
| 兄弟加点が大きい | 転園時期・空き状況を確認 |
| 朝の送迎が間に合わない | 家族分担・支援サービス・転園を並行検討 |
よくある質問
兄弟が別々の保育園になったら内定を辞退した方がいい?
すぐに辞退する必要はありません。まずは2園送迎に必要な時間、復職後の勤務時間、転園申込みの条件を確認してから判断するのがおすすめです。
一度辞退すると、枠がなくなって戻れない可能性があります。自治体へ確認する前に辞退を決めない方が安心です。
兄弟が別園なら転園で加点される?
自治体によって異なります。兄弟が同じ園になるための転園に加点がある自治体もあれば、同点時の優先のみの場合や、転園者に別の調整が入る場合もあります。
自治体の「利用調整基準」「選考指数表」などで確認してください。
兄弟を同じ園にするならどちらを転園させる?
「下の子を上の子の園へ」と決めつけず、空き状況、卒園までの年数、通勤動線、開園時間を比較して決めるのがおすすめです。
場合によっては2人とも第三の園へ移る方法もあります。
まとめ|兄弟別園になったら送迎と転園を同時に考えよう
きょうだいが別々の保育園になったときは、まず実際の送迎ルートを確認して、毎日続けられるかを考えてみましょう。
朝の送迎が勤務に間に合わなかったり、長期間2園送迎が続いたりする場合は、同じ園への転園を検討する選択肢があります。
その際は、「下の子を上の子の園へ移す」だけでなく、上の子を動かす方法や、2人とも別の園へ移る方法まで含めて比較するのがポイントです。
転園できる時期や兄弟加点、転園決定後の辞退可否は自治体によって違います。
まずは自治体へ、きょうだいが別園になった場合の転園時期や兄弟加点、転園決定後の扱いを確認し、家族にとって無理なく続けられる方法を選んでくださいね。


ぽんママ別園になっても、すぐに答えを出さなくて大丈夫。まずは毎日の動線を確認して、転園制度も調べながら、家族が続けやすい形を探していきましょう。

